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財務諸表を読みときましょう

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試算表は読めますか?

財務諸表を読みときましょう会社にとって、あるいは経営者にとって大切なことはいくつもありますが、極論すればそれは「財務」ということになります。

財務が破綻すれば、会社は消滅します。反対に、財務さえ何とかなっていれば、会社は継続していきます。まったくあたり前の話といえばその通りです。
経営者のみなさまは、この財務を支えるために、営業先を回り、アイデアをひねって新規事業を立ち上げ、社員を教育し、時には得意先の接待や社員の慰労に努める、というような忙しい日々を送っておられることでしょう。ではここで、あたり前ついでに、あえてうかがうこととします。

経営者のみなさま、決算書を理解できますか? 試算表は読めますか?

1月に1回は数字の確認を

1月に1回は数字の確認を財務に関する諸々の数字を、いったいどれくらいの頻度でご覧になっているかを尋ねると、「1年に1回」「半年に1回」という経営者の方が大半だと思います。中には「税理士さんにすべてまかせてます」という方もおられるかもしれません。

すべて人まかせにしているのは論外だとして、1年に1回や半年に1回では明らかに少ないと言わざるをえません。経営者のみなさまが日々、お忙しくされているのは承知の上であえて申し上げますが、

月1回は見る

これが経営者のみなさまに求められている姿勢です。
財務の数字は、税務処理に必要なだけの「義務」ではありません。現在の財務状況、もっといえば経営状況、経営姿勢が正しいかどうかを判断するための「道具」であり、今後どうすべきかのヒントを探るための「指針」でもあります。

財務の数字を見ることで、今の会社の状態を知り、知れたからこそ適切な方策が取れるというわけです。こう考えれば月1回は見るということも、決して無茶な話ではなく、十分に意義深いものだということがおわかりだと思います。

財務の数字を知る上で重要になってくるのが試算表です。
試算表とは、決算を確定する前の、貸借対照表(B/S)や損益計算書(P/L)のことです。
では早速、貸借対照表から見ていきましょう。

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貸借対照表は「経営者の履歴書」

貸借対照表は「経営者の履歴書」貸借対照表は、貸方と借方を並べ比べることによって、その時点で会社が、どのような資金調達をしているか、そしてどのような運用をしているかを表す資料です。

このため、堅実な経営をしていればそれが数字となって現れますし、放漫な経営をしていればそれもまた数字となって現れます。まさに「経営者の履歴書」といっていいでしょう。

貸借対照表は、どのようにお金を調達したかを示す「負債・純資産の部」と、調達したお金の運用の仕方を示す「資産の部」に分かれます。そしてこの2つは必ず一致するという特長があります。
合わない場合はどこかの数値が間違っていることになりますから、正しい数値を確認する際のチェックとして機能します。帳簿でなんとなく数字を把握するよりも、より正確な実情がつかめることになるわけです。

「資産の部」ですが、これは会社の建物や土地、設備、現金、売掛金、有価証券などが該当します。文字通り「資産」ですが、すでに述べたように、調達した資金をどのように運用しているかという数字でもあります。つまりお金の使い道ということです。

「負債・純資産の部」は、お金の調達方法ですが、「負債」が借りたお金、「純資産」が自分のお金を意味します。
つまり、この借りたお金と自分のお金でもって、さきほどの「資産」の欄に含まれるモノを購入した、という関係性になるわけです。

ですから、仮に立派な社屋に最新鋭の設備を整えた場合、「純資産」の数値が潤沢なら適切な設備投資ということになりますが、「負債」の数字が膨れ上がっていれば、身の丈に合わない背伸びした経営であるという判断になります。

経営者の履歴書と呼ばれる理由はこのような点にあります。

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損益計算書は「取るべき方策のヒント」

損益計算書は「取るべき方策のヒント」会社には借りたお金と自分のお金だけがあるわけではありません。取引によって生じるお金、つまり収益があります。

例えば1万円の商品を100個売れば、売上高は100万円ということになりますが、100万円がまるまる会社の財布に入るわけではありません。

・商品の原料費用(売上原価)
・光熱費や人件費、交通費、広告宣伝費(販売費・一般管理費)、

こういった費用を差し引いて、残った額が会社の利益ということになります。
このほかにも、受取利息などの「営業外収入」、支払利息などの「営業外費用」、あまり発生しない臨時的な収益や損失である「特別利益」「特別損失」といった収益や費用があります。
これらの収益と費用についてまとめたのが損益計算書です。

一口に売上から費用を引くといっても、その組み合わせによって、利益はいくつかの種類にわかれます。

・「売上総利益」=売上-売上原価……いわゆる粗利。商品の収益力を示します。
・「営業利益」=売上総利益-販売費・一般管理費……本業の収益力を示します。
・「経常利益」=営業利益+営業外収益-営業外費用……経営活動の収益力を示します。
・「税引前当期純利益」=経常利益+特別利益-特別損失……企業の収益力を示します。
・「当期純利益」=税引前当期純利益-税金……最終的な収益

例えば、売上総利益がプラスなのに営業利益がマイナスなら、原価以外の費用が多くかかってしまっていることになりますし、経常利益がプラスでも営業利益がマイナスなら、本業以外の利息などでどうにか黒字を保っているだけになります。

損益計算書によって、どこで利益が出ているか、どこに費用がかかっているかがわかります。会社の財務を安定させるには、収益を大きくし、費用を抑えればいいわけですから、損益計算書は、次に取るべき方策を示してくれる資料だといえるでしょう。

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「利益」と「現金の収支」の違いに注意

「利益」と「現金の収支」の違いに注意ちなみに損益計算書は支払の時点ではなく、取引が成立した時点で利益や費用を計上します。ですから、商品を100万円分売った場合、即支払があっても、支払はまだという場合でも、どちらも損益計算書には100万円の売上として計上することになります。これは費用の場合も同じです。

このため、損益計算書上はプラスでも、利益の内訳が売掛金だらけだと、買掛金の支払期日や借入金の返済期日が来たときに、黒字なのに資金繰りに困るという事態が起こります。

このような売掛金、買掛金については、貸借対照表に項目があるのであわせてチェックしましょう。また貸借対照表には、「資産の部」に在庫の金額を示す「棚卸資産」という項目がありますので、在庫が膨れ上がっていないかをチェックすることも重要です。

このような「利益」と「手元のお金」のズレには、「キャッシュフロー計算書」を活用するのが有効ですが、これについては回を改めてご説明したいと思います。

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財務諸表はコクピットの計器類

財務諸表はコクピットの計器類財務諸表はしばしば、飛行機のコクピットにある計器類に例えられます。飛行機の計器類は自動車とは違って、速度や燃料の量を示すだけではありません。
何しろフロントガラス越しに見えるものが限られていますから、高度や方角など、機体が今どのような位置にどのような状況でいるのかを示す計器が備えられていて、パイロットはそれを頼りに適切な運航に努めるわけです。

会社の経営も同じです。景色だけで見通せるものには限りがあります。数字を適切に知らなければ、会社が今いる位置すら正確にはわかりません。
「不況だから」「政治が悪いから」「社員が自分勝手だから」などと、業績が思わしくなことを人のせいにばかりする経営者の方は、往々にしてこれらの数字に無頓着という傾向もあります。

たとえ業績がある程度好調だったとしても、より効率的に利益を生み、さらに会社を成長させるためにも、財務諸表をチェックすることは非常に重要なことだといえます。
また、金融機関の中には、毎月の試算表を適切に作成していなければ、取引をしてくれないところもあります。

ぜひ月に1回、試算表をチェックして、よりよい経営に活用しましょう。
貸借対照表や損益計算書の作り方や仕組み、各費目の見方や意味がわからないという方は、企業再生・V字回復のプロフェッショナルである未来財務にご相談ください。
初回の相談は無料で承っております。

ぜひお気軽にお問い合わせください。

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