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「創業の動機」が、計画書の第一歩

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綿密に練られた創業計画書とは

綿密に練られた創業計画書とは独立開業を目指す多くの人が利用するのが、公的融資、なかでも日本政策金融公庫(以下、日本公庫)だというのは前回、ご説明申し上げた通りです。

融資を受けられるかどうか、その成否を分けるのはさまざまなポイントがありますが、何よりもまず計画がしっかり練られているか、つまり事業計画が確かかどうかです。
当然、それらを書類にまとめて提示しなければなりません。いわゆる事業計画書です。
日本公庫では、融資を申し込む際のこの事業計画書を「創業計画書」と呼んでおり、特定の書式が存在します。

日本公庫のホームページに掲載されているので、ためしにご覧になってみてください。>>

動機や当人の略歴、開業する事業の概要、見通しなどなど、いくつもの記入欄が並んでいますね。これらの質問項目について、綿密に練り上げ、まとめていけば、融資を受けられる可能性もかなり高くなります。

「記入例」の通りに書いても融資はおりない?

そして親切なことに、日本公庫のホームページには、いくつかの業種別に記入例も掲載されています。
たとえばこちらは「洋風居酒屋」の記入例です。
http://www.jfc.go.jp/n/service/pdf/kaigyourei01_150401c.pdf

「記入例」の通りに書いても融資はおりない?どうでしょう。感想は人それぞれだと思います。いかにも難しそうだと思った人もおられるでしょうし、「いうほどでもない」と受け止めた方もおられるでしょう。
特に、原価計算などの数字の取扱いが「お手のもの」という方には、それほど難しい書類には見えないのではないかと想像します。

ですが、ここでまず指摘しておきたいのは、この記入例のような内容では、まず間違いなく融資はおりないということです。

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まずは「動機」をみられる

熱意がもっとも現れるのが「創業の動機」です。記入例があるのに、記入例通りでは落ちる。
これではまるで「ひっかけ問題」のようですが、きちんとした理由があります。
今回はそれらの中でも、特に見落としがちな点についてご説明したいと思います。

質問項目の冒頭にある「創業の動機」です。

「融資を受けるための計画書づくり」といわれると、どうしても数字が先に立つ印象があると思います。

間違いではありません。金融機関にとっては、結局のところ貸したお金が返ってくるかどうかが最大の問題ですから、収支や返済の見通しを、きっちり試算して提示することはとても大切です。

ですが、その「数字」と同じくらい、独立開業しようとする本人の意志、意欲、モチベーション、もっと格好いい言葉を使えば「夢」が大切なのです。

だからこそ、創業計画書は質問の冒頭で「創業の動機」を尋ねているわけですが、もう少し説明を補足いたしましょう。

前回申し上げた通り、独立開業の場合、銀行や信用金庫から融資を受けるのは難しいのが実情です。実績がなにもないからです。

それだと、お金のあり余っている人以外はいつまでたっても起業できませんから、社会をより活発化していくという国の方針に基づき、日本公庫は独立開業者への融資枠を設けています。

では実績のない、いってしまえば「海のものとも山のものともつかない」独立開業者にお金を貸すという場合、まずどこを見るか。
当人が信用できそうかどうか、もっといえば、「やる気」なり「熱意」だというのは人としては当然の感情です。

そして、その熱意がもっとも現れるのが「創業の動機」です。この欄をおざなりにしては、いくら口先で「アツい思いだけは負けません!」と言ったところで、相手には伝わりません。

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「あなたでなくても書ける」では意味がない

では改めて記入例を見てみましょう。日本公庫のホームページには、「洋風居酒屋」以外にも「美容業」「中古車販売業」などさまざまな業種の例が用意されていますが、ためしにいくつかご覧になってください。

(美容業 http://www.jfc.go.jp/n/service/pdf/kaigyourei02_150401d.pdf
(中古車 http://www.jfc.go.jp/n/service/pdf/kaigyourei03_150401e.pdf
(婦人・子供服小売業 http://www.jfc.go.jp/n/service/pdf/kaigyourei04_150401f.pdf

「あなたでなくても書ける」では意味がないどうでしょう。これまた感想は人それぞれかもしれません。「言われてみれば、なんだかサラっとしている」と思った人もいるでしょうし、「これのなにがダメなの?」と混乱した人もいるかもしれません。

ですが、先に申し上げた通り、これではご本人の「やる気」や「熱意」はまったく伝わりません。

なぜか。大前提としてまず、この内容なら「あなたでなくても書ける」のが問題です。

・同業種に長年勤めていたので要領がわかっている。
・安い仕入ルートを確保している。
・いい物件が見つかった。

これらは、「その業種の開業にはまったく興味がない人」でも想像で書けてしまう内容です。
誤解のないようにいっておきますが、これらのことはとても大事な要素です。
「同業種に長年勤めていた」というのは一種の技術を備えているのと同じですから、融資を受ける際には、おおいにPRにしたい経歴です。
同様に、仕入先になんの見通しもない人は、独立開業者としてはちっとも信頼できません。

ですが、スキルがあるとか、いい物件を知っているとかいったことは、「創業したい!」という動機づけの真ん中ではありません。
まずは独立開業への強い意志があった上での、「経験」なり「仕入ルート」だというのは、少し考えればわかることだと思います。

飲食業や理美容業のような、独立開業が半ば既定路線のようになっている業界の場合は気づきにくいかもしれませんが、多くの業種では「その業界を熟知した人」の全員が全員、独立を考えているわけではありません。むしろ少数派といってもいいかもしれません。

「経験がある」「仕入れ先を確保している」「いい物件を見つけた」それはそれですばらしいことだとして、「ところでそもそもあなたはなぜ開業したいのか?」を問われているのです。

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金融機関も「人の集まり」

金融機関も「人の集まり」失敗するかもしれないというリスクをわざわざ背負って開業するわけですから、そこには必ずご本人なりの「意志」や「夢」があるはずです。
そこを書面にぶつけなくては、「お金を貸す」というこれまたリスクのある行動に、相手を動かすことなどできません。「金融機関」といっても、一面では「人間の集まり」なのですから。

記入例が「ひっかけ問題」のようにもなっている理由もここにあります。
記入例は「誰のものでもない例」ですから、必然的に「あなたでなくても書ける」内容になります。
言い方を変えれば、「あなたならではの内容」が記入例と一致するはずがありません。
ご本人だからこそ書ける「創業の動機」をまずはまとめましょう。それが融資を受けるためのはじめの一歩です。

私たち未来財務は、多くの独立開業を成功に導いてきたプロフェッショナルです。
「創業計画書」のまとめ方についてより深く知りたい開業者のみなさま、未来財務にぜひご相談ください。
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