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「低迷」のケース・その4

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降ってわいたビジネスチャンスにはご用心

降ってわいたビジネスチャンスにはご用心業績の低迷に悩む経営者の方の中には、休憩中などにふと、「チャンスが天から降ってこないかなあ」などと考えたことがあるという方も少なくないのではないでしょうか。
くじすら買ってないのに「宝くじが当たらないかなあ」と考えてしまうのが人間ですから、そういう妄想を抱くのは、悪いことではありませんし、お茶かお酒でも飲みながら、夢物語を語ってみるのは時にはちょっとした息抜きにもなるでしょう。

ただし、くだらない妄想にも思える「チャンスが降ってくる」という事態は、まったくないとも言い切れません。いきなり大金が転がりこむことはさすがになくても、ビジネスチャンスが思わぬところからやって来ることは、決して珍しいことではありません。

こういうチャンスはぜひものにして、御社の業績アップにつなげていただきたいものですが、前回ご紹介しました、自社商品にいきなり人気が殺到したC社のケースと同じく、チャンスの到来は、落とし穴も同時に潜んでいるということは十分肝に銘じていただきたいと思います。

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ふとしたきっかけをモノにしたD社の場合

ふとしたきっかけをモノにしたD社の場合食品メーカーのD社の社長は、ある日、昼食を食べていた食堂のテレビに釘づけになっていました。ちょうどお昼の情報バラエティ番組が放送されていたのですが、そこで「R」という調味料が紹介されていました。

「R」という調味料は、お肉や野菜にかけてよし、ご飯にのせてもおいしいし、うどんや冷やっこ、鍋料理の薬味としても使える。出演しているタレントたちも、「これはおいしい!」と驚きを隠せない様子で、パクパクと「R」をかけた料理を食べています。

この道一筋三十年の社長は、テレビを見ながら直感的に、「自分にも作れる」と思いました。早速「R」を取り寄せてみると、予想通り、珍しい素材は一切使っているようには思えません。材料さえ仕入れれば、D社でも簡単に作れそうです。その上、おいしい。テレビのタレントという人たちは、とかく大げさな反応をしがちですが、これは本当においしいと社長はうならされ、これは必ず売れると思いました。

社長はすぐさま試作に乗り出します。そして1週間もしないうちに、「R」と同じような、いや「R」よりおいしいのではないかと思える完成品を作ることに成功しました。こうしてD社の新商品「Q」が誕生しました。

「Q」の売れ行きは好調なすべり出しをみせました。D社にとっては都合のいいことに、「Q」は、すでに自社が持っている設備で製造できたため、経費ゼロでドル箱商品を開発したようなもの。まさに天からチャンスが降ってきたようなものでした。

「Q」の売れ行きは日増しに高まっていきました。予想をはるかに超えたおそろしいほどの売れ行きです。社長は、「Q」専用の製造ラインを新たに設置することを決め、新規の従業員も雇い入れました。

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「過剰投資」が経営を苦しめる

「過剰投資」が経営を苦しめるさて、前回C社のケースをご覧になった方は、この時点ですでに怪しい雲行きを察しておられるかもしれませんが、ご想像の通り、D社はこの後、失速していくことになります。
とはいっても、別にC社のようなコンプライアンス違反があったわけではありません。新商品「Q」の売れ行きが、1年ほどで低迷してしまったのです。

「Q」が売れなければ、「Q」専用の製造ラインや新たに雇い入れた従業員たちがネックとなってきます。売上がもとに戻ってしまうと、これらが上乗せされた経費としてD社の業績を苦しめることになるからです。

D社の失敗は、増産をはかるために経費を増やしてしまい、結果「過剰投資」になってしまった点だというのは誰の目にも明らかでしょう。それさえなければ、「Q」が売れなくなっても、もとの状態に戻るだけですから、従来通りコツコツやればいいだけです。むしろ臨時ボーナスが入ったようなものですから、会社としての収支はプラスです。

新商品を投入するという多角化は、会社の業績アップにとっては非常に重要なことですが、その一方で危険性もつきまといます。そのことを踏まえた上で冷静な判断が求められます。(多角化につきものの落とし穴については別のところで詳しく説明しております

ただD社の場合は、「Q」の売れ行きが予想以上に落ち込んだという不運もあるでしょう。社長自身は「決して安易に設備投資をしたわけではない」と反論するかもしれません。
ですが、「Q」の売上不振は、決して「ブームが思ったより早く終わった」というような「不運」だけではありません。実は、「Q」の失速は、ある程度必然的だったといえるのです。

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D社が見落とした新商品の重大な〝欠陥〟

D社が見落とした新商品の重大な〝欠陥〟というのも、D社自身が「R」を見て「Q」を簡単に生み出せたわけですから、ライバル他社にとっても条件は同じ。つまり「R」や「Q」は、もともと真似されやすい商品だったというわけです。実際、「Q」の売上不振は、ブームの沈静化もさることながら、同じような商品が続々と現れたことも理由としては大きいのです。

このような多角化につきまとうあらゆる可能性を、事前にすべて洗い出すためには、やはり外部の人間の冷静な判断が必要になってきます。特に、チャンスが転がりこんできたようなラッキーなときは余計に、第三者の目線が有効になってくるでしょう。

私たち未来財務は、客観的な視点から御社を的確に診断できる、御社の強力なサポーターです。D社のようなカンの鋭い積極的な企業が、思わぬ落とし穴に落ちないようアドバイスし、企業再生やV字回復につなげていくのが、私たちの使命であると考えております。

どうぞお気軽にご相談ください。 未来財務では初回の相談を無料で承っております。

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